『パーフェクト・ストーム』
『パーフェクト・ストーム』
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[ストーリー]

 1991年10月の東海岸の古い漁港グロースター。このところ不漁続きのアンドレア・ゲイル号の船長ビリーは、遅れを取り戻すべく間をおかず再び出航する。その頃、大西洋を北上中のハリケーン・グレイスと北東の爆弾低気圧、カナダの寒冷高気圧が、大西洋上の1点で重なろうとしていたが、その事を彼らは知る由もなかった。カジキマグロを追って、大西洋の東側へ大きく入り込んだビリーたちが帰路についた頃、三つ巴の嵐はまさに彼らの目指す地点で、かつて誰も見た事のない完璧な嵐に膨れ上がる。久々の大漁で意気上がるビリーたちの行く手に、自然が生んだ狂暴な地獄が立ちはだかっていたのだ。

[感想]

 嵐を描いた映像がとてもリアルで出来ていて、まるで、嵐の中を体験しているかのような気分になる。最後に、心臓がかなり疲れてしまう事は間違いなし。そう、嵐の迫力と船員の緊張感が上手く表れている。
 人物描写としては『アルマゲドン』と同様、登場人物が全員、人間くさい演技しているのがよい。人間ドラマとしての完成度は高く、結末は静かな感動を呼ぶだろう。ストーリーの前半はおとなしすぎるのが欠点だが、それを除けば、満点に近い出来。そこから、迫真のドラマが生まれたのだ。
 嵐はほとんどCGで作られているそうだが、CGとは思えないほどの出来。必見!

NAOの採点/★★★★☆


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『シャンハイ・ヌーン』
『シャンハイ・ヌーン』
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[ストーリー]

 時は西部開拓時代。中国の紫禁城から皇女ペペ姫が誘拐された。犯人の要求は金貨10万枚。姫にあこがれる近衛兵チョウ・ウェインも、通訳である叔父のカバンもちとして受け渡しの場所のネバタ州カーソンシティへ。しかし、列車強盗に叔父を殺されたチョンは、強盗の首領ロイを追って、仲間とはぐれてしまう。インディアンの娘と結婚させられるハプニングも何のその、一路カーソンシティをめざすチョンは、宿敵ロイと再会。部下に裏切られたハンサム・カウボーイ、ロイとカンフーキッド、チョンの珍道中が始まる。

[感想]

 『ラッシュ・アワー』と同様、コンビでコメディ&アクションというカンジで、新鮮を感じられなかったのが残念。ジャッキー・チェンがハリウッドでやると、なんか生ぬるい印象を受けてしまうのは、やはり香港での危険なスタントのインパクトが強いからではないだろうか。『WHO AM I?』のようなスリルが欲しかった。
 でも、ストーリーとしては面白く、冒険活劇としてはいい出来。共演者もイイ味を出している。その点については、香港よりイイ。今後のジャッキー・チェン映画はバランスのとれた映画作りをする事が課題なのではないかと思った(それぞれのいい所をまとめれば)。

NAOの採点/★★★☆


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『タイタンA.E.』
『タイタンA.E.』
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[ストーリー]

 西暦3028年、地球は人類の力を恐れる凶暴なエイリアン、 ドレッジの攻撃により宇宙から消滅した。15年後、スクラップ工場で 働く若者ケールは、かつて父の部下だったコルソと出会い、 父の形見の指輪の中に、人類最後の希望である宇宙船タイタン号の 隠し場所が記されている事を知る。だが、コルソの船、ワルキューレで タイタン探しに出たケールは、惑星セシャリムで美しいパイロット、 アキーマとともにドレッジに拉致されてしまう。

[感想]

 1年前に観た予告編がとても気になっていたので、観てみたいなと思いながら楽しみに待っていたが、後にアニメ映画である事が分かり、裏切られたような気分になった。でも、アニメ映画なのに、実写映画に負けない迫力と映像表現に驚きと興奮を感じたから、観る事にした。実際に観てみて、思ったよりよかった。アニメ映画の凄さを実感した気がする。
 先日、同じアニメ映画の『アイアン・ジャイアント』を観たが、最近のアニメ映画は実写映画に匹敵する作品が増えているように思う。特に、日本製作のアニメ映画が海外でも結構、売れている。この作品は、まさにアニメ映画の未来を暗示しているといえよう。
 ストーリーは単純であるが、希望をテーマとしたもので、観終えた後は、爽やかな気分になれるだろう。日本ではアメリカ製作のアニメが受け入られていないのか、あまりヒットしなかったのが残念...。

NAOの採点/★★★☆


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『TAXi2』
『TAXi2』



[ストーリー]

 今日もマルセイユを軽快にブッ飛ばすタクシー運転手、ダニエル。日本の防衛庁長官の出迎えに遅刻寸前の恋人リリーのパパ、ベルティーノ将軍を無事空港まで送り届け、パリへ向かう長官の特殊護送車コブラ≠フ運転手に抜擢される。だが、長官にコブラの実力を見せつけようと警察が仕組んだヤラセ襲撃に紛れ、本物の日本のヤクザが長官を誘拐。かくしてパリの空の下、史上空前のカーバトルが始まる!

[感想]

 予告編が面白かったので、観ようと思った一作。前作はストーリーがちょっとイマイチなカンジがあったが、今回はどちらかというと、まとまっているカンジがあるし、その上、前作を観ていなくても楽しめる。前作より、カーチェイスのシーンが増え、より面白い出来になっている。
 前作を観ていれば、より面白くなるシーンも数ヶ所にあり、人物描写もより豊かになっているという、前作を観た人へのサービスがイイ。でも、日本人がこれを観たら、どう感じるのだろうか? そう、日本人の描写がなんかちょっとヘン...。あくまでも、これはジョークだと思って、観た方が楽しいかもしれない。ついでに、日本語しゃべるシーンも字幕付けて欲しかった。
 でも、面白かったからなかった事にしようっていうのは、甘い?

NAOの採点/★★★★


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『最終絶叫計画』
『最終絶叫計画』
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[ストーリー]

 ハイスクールの美少女がスクリーム・マスク≠かぶった殺人鬼に殺された。ちょうど1年前、友人たちと車で人を轢いたシンディは、事件の奇妙なつながりに不安を覚える。そして、マスコミの取材攻勢で、ハイスクールがパニックになるなか、第2、第3の殺人が...。

[感想]

 タイトルの『最終絶叫計画』は、『ラストサマー』(最終)+『スクリーム』(絶叫)+『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(計画)。そのタイトル名が示す通り、パロディの連続である。しかも、『マトリックス』や『シックス・センス』などが誰もが知っている映画をパロディにしているから、映画に詳しくなくても楽しめる。
 しかし、下ネタの連続に笑えないシーンもある...(アレが4回くらい出現する。無修正で出るのだから、ビックリ)。笑えるホラー・パロディ(コメディ)を目指しているつもりなのだと思うのだが、ちょっとやり過ぎでは?と思う事も。こう思うのは、観ている自分が大人だからなのかもしれない。子供や若者が観れば、おかしく笑い飛ばすだろう。この映画はPG−12だが、大人は観ない方がいいだろう(真面目な人はオススメ出来ない)。
 でも、PG−12なのは、残酷なシーンがあるからなのだ。元祖『スクリーム』より過激で怖い殺人描写になっている。ホラー映画として十分通用する出来になっているのは○。
 ストーリーや人物描写はかなり雑なカンジだが、軽い気分で観てしまえば問題なし。でも、サスペンスとしては、結構面白いのかも。『スクリーム』をベースとしたストーリーだけど、結末は全く違うし、あの結末はある映画の結末をパロっている。
 最後のクレジットが出ても、席を立たないように。最後の最後に、気が抜けるシーンが待っているのだから。

NAOの採点/★★★


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『キッド』
『キッド』



[ストーリー]

 40歳を目前にした、独身で気ままな生活を送る優秀なイメージ・コンサルタント、ラスの前に突然太っていて、いじめられっ子だった8歳の頃の自分が現れた。ラスは自分を人生の成功者だと思っていたが、8歳のラスは「40歳にもなって、パイロットでもなく犬も飼っていなくて、家族もいない最低な大人」と絶望する。そんな彼に振り回されながらもラスは行動を共にして、自分の人生を左右した、ある人物と出会う。

[感想]

 もしも、過去の自分と会ったら...?をテーマが新鮮で、ファンタジーでありながら、ストーリーもよくまとまっている。ブルース・ウィリスの演技が素晴らしく、子どもと共演すると、さらに輝いているように感じられる。『シックス・センス』は、陰のある作品であったが、『キッド』は希望に満ちた作品。
 『シックス・センス』も感動作だが、僕は『キッド』の方が感動した。その上、後半あたりからはじーんと来るシーンが増えていき、あるシーンでは泣いてしまったのだ(苦笑)。主人公に感情移入し、主人公と自分を見つめ直すような気分になり、観終えた後はとても爽やかな気分になれた。誰もが夢見ていた少年時代があるからこそ、純粋に感動出来るのだろう。
 さて、自分は子どもの時の夢を今、実現させているのだろうか...?

NAOの採点/★★★★★


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『マルコヴィッチの穴』
『マルコヴィッチの穴』



[ストーリー]

 うだつの上がらない人形使いのクレイグは、妻ロッテの手前、しぶしぶビルの7と1/2階にあるオフィスに就職する。ある日、ファイル棚の陰に見つけた奇妙な穴をくぐり抜けた彼は、15分間だけ俳優ジョン・マルコビッチの中に入れる事を発見し、ある事を始める。

[感想]

 7と1/2階やマルコヴィッチの中という、変わった世界観、そんな舞台で進められていく奇抜なストーリー。今までにない、オリジナル性の高さに新鮮を感じ、大いに興味そそられる。
 前半は驚きと面白さとおかしさの連続で、ストーリーの展開としてはよかったが、後半はドロドロとした人間関係の描写になんか重苦しさを感じる。そこが残念だった。後半のストーリーをもう少し工夫すれば、全体の印象がよくなっていたかもしれない。
 マルコヴィッチ本人がマルコヴィッチの頭の中へ入る展開が一番面白く、かなり笑えた。マルコヴィッチの周りには、何と同じ顔をしている人ばっかりで、それぞれが色々な服を着ていて、実際に同じ立場だったら、混乱してしまいそうのが面白い。
 とにかく、このストーリーの前半は高く評価すべきだろう。

NAOの採点/★★★☆


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『X-メン』
『X-メン』
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[ストーリー]

 遺伝子の突然変異により特異な能力を持った新しい人類、ミュータント。彼らはその能力ゆえに社会で迫害され、人々の恐怖の対象となっていた。そんな世の中の破滅をもくろむマグニートーら悪のミュータント組織と、彼らの魔の手から人々を守ろうとするエグゼビア教授率いるX−メンたちの、世界の存亡を賭けた戦いが始まる。

[感想]

 『X−メン』は『バットマン』や『スーパーマン』と同じアメリカンコミックが原作であるが、基本設定を忠実に、リアリティのある描写がよく、ストーリーがまとめられてよい。
 『X−メン』の原作でのキャラクターは、何かマスクやコスチュームを着ているが、映画版は全員、黒いコスチュームで統一されている。例えば、ウルヴァリンの場合、コスチュームは黄色で、尖がったマスクを被っているが、映画版は先ほど述べた通り、黒いコスチュームで、マスクは被っていない。・・・にもかかわらず、それぞれのキャラクターを個性的に描かれてあり、登場人物が多くても、分かりやすくてよかった。
 人種差別を取り上げるなど、アメリカンコミック原作にしては、ストーリーが現実的に描かれ、リアリティ高く、抵抗感があまりない。しかし、登場人物の紹介、そして、序章みたいなカンジで、ストーリーの展開や派手なシーンの少なさに不満は残るが、続編もありそうなので、それに期待したい。個人的としては、『バットマン』に匹敵するほどの面白さだったと思う。

NAOの採点/★★★☆


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『インビジブル』
『インビジブル』
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[ストーリー]

 セバスチャン・ケインは33歳の若さで、国家最高機密の研究プロジェクトを率いている。生物が透明になる血清を発明し、動物を透明にする実験に成功していた。ある日、最後の問題だった透明状態から元に戻す実験もついに成功。だがセバスチャンは上層部に報告せず、自分の野望を果たすため、無断でみずからを実験台とし、透明人間第1号となる。最初は透明人間になった事を楽しんでいたが、元に戻る実験に失敗、透明という未知の力は精神まで影響を及ぼし始める。セバスチャンはやがて犯罪に走り、ついには研究員の皆殺しを始めるのだった。

[感想]

 透明化したゴリラが元の姿に戻っていく映像表現をはじめ、人間が透明人間になっていったり、透明人間が水の中や煙の中で動いているなどの映像表現としてのレベルが高く、不自然さを感じさせないのがイイ。どれも驚いてしまう。
 ストーリーの展開は先が読めてしまうのが物足りなかった。でも、透明人間の恐ろしさや愚かな欲望、殺意、狂気を上手く描いているという点はよかった。誰もが透明人間になれば、こうするだろうという事がそこで表れているのだから。

NAOの採点/★★★☆


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