『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
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[ストーリー]

 ローハン王国を勝利に導いたアラゴルン、ガンダルフらは、エント族とともにアイゼンガルドを攻め落としたメリーとピピンと合流。サウロンの次なる標的のゴンドール王国へ向かう。一方、フロドとサムは指輪を狙うゴラムの道案内で、滅びの山を目指して旅を続けていた。しかし、山が近づくにつれ指輪の魔力が強まりフロドはたびたび自分を見失いそうになる。ある日、ゴラムが過去に指輪を川の底から拾いあげた仲間を指輪欲しさに殺してしまったことをイメージで見るのだが...。

[感想]

 三部作の中で、一番の出来! エンディングの部分は気持ちが高ぶって、涙がポロリと出ました。これまでの前作・前々作を観ていれば、感動できるものかもしれないけど、そうじゃない気がする。・・・というのは、この作品のドラマの部分がしっかり作られているから、誰もが自然に感動できるものだと思う。この作品のどの部分に感動したのかというと、登場人物の「旅の仲間」の友情というか、絆の深さ。絆の深さを感じるからこそ、再会や別離のシーンは泣けそうになる。もう一つ、前作・前々作でもそう感じていたが、登場人物の描写も優れていて、感情移入しやすい。同じ「旅の仲間」として、旅に出ているような気分になれて、「旅の終わり」を体験したかのような気分になる。だからこそ、この完結編で「旅の終わり」を体験する事で、感動的な印象が残っていくものだと思う。
 三部作の中で、この作品が一番イイのは、先程述べたような、感動的なエンディングが待っているストーリーだけじゃなく、白の勢力と闇の勢力の戦いのシーンが三部作最高の出来でもあるから。ペレンノール野での戦いは、三部作の中で最大の戦いという事もあって、どのシーンも手に汗を握るほど、迫力があった。こんなシーンを映画館の大画面で観て、音響を感じ取るのは気持ちイイものだ。ところで、この映画の上映時間は3時間23分。一般の映画に比べたら、結構長い方に入るのだが、上映中にトイレへ行く人が多かったのが気になった。僕の場合、上映前にトイレへ行ったので、問題はなかったけど、これから、この作品を観に行く人は、上映前にトイレへ行って欲しい。あと、時間があれば、前作・前々作の復習もして欲しい。感動的な体験をする事になるから。

NAOの採点/★★★★★


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『ペイチェック 消された記憶』
『ペイチェック 消された記憶』
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[ストーリー]

 ハイテク企業を渡り歩くフリーのエンジニア、マイケル。彼の仕事は企業の短期極秘プロジェクトに参加し、職務終了後には巨額の報酬(ペイチェック)と引き換えに、機密漏洩を防ぐため仕事の全記憶を消されるという特殊なもの。研究開発業のオールコム代表のレスリックから依頼された彼は、期間3年の極秘開発を引き受ける。だが3年後、記憶を消した彼が受け取ったのは報酬の9200万ドルではなく、ガラクタ同然の19個のアイテム。しかも送り主は報酬を辞退した過去の自分だった。そして彼は、レスリックが差し向けた殺し屋やFBIに追われるようになる。

[感想]

 同じ作者フィリップ・K・ディックの作品である『マイノリティ・リポート』と比べたら、SFとしての出来に物足りなさはあるかもしれない。それでも、リアリティのある出来に仕上がっているのは、評価できる。ジョン・ウー監督が撮った『フェイス/オフ』も、元々はSF作品だった。それと同じように、今作もSF作品らしくなくても、SF作品にあるような設定を上手く生かしていた。ジョン・ウー監督といえば、アクションだが、今回はサスペンス色が強いせいか、アクションとしてはちょっと抑え目(お約束の二丁拳銃はなかったけど、銃を向け合うシーンはあった。でも、白いハトが出て来るシーンって、なんか微妙な気が...)。
 アクションとしては物足りなさを感じるかもしれないが、サスペンスとしてはそれなりの見応えはあるだろう。ガラクタでも、実は役に立つ19個のアイテムを通して、ストーリーが進められていく内容は面白かった。19個のアイテムは一体、どのように使うのか、想像しながら観ると楽しい。主人公を演じたベン・アフレックは無難といってもいいくらい、演じていたが、格闘も出来るコンピュータ技師っていうのは、うーん、どうだろうねぇ。。。(汗) 個人的には、ユマ・サーマンの方がよかった気がする。『キル・ビル』の時とは違って、なんか新鮮で好感が持てたし。パズル風のポスター、ビジュアル的にナイスですね、ハイ。

NAOの採点/★★★☆


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『キル・ビル Vol.2』
『キル・ビル Vol.2』
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[ストーリー]

 東京でオーレン・イシイ、パサデナでヴァニ−タ・グリーンの暗殺に成功したザ・ブライド。残る標的は3人。ビルの弟であるバドはストリップ・クラブの用心棒をしながら、薄汚れたトレーラーで酒浸りの日々を送っていた。いまや日本刀の達人と言われた男の面影はまったくない。片目にアイ・パッチをし「毒ヘビ暗殺団」で最も非情な女といわれたエル・ドライバーは、ザ・ブライドの代わりにビルの愛人の座に納まっている。この2人は、ザ・ブライド絶体絶命の危機に陥れる、恐るべき作戦を考えていた...。

[感想]

 前作の結末を観ていれば、コレも観なきゃと思える作品。・・・のはずなんだけど、前作に比べたら、全体的に大人しくなったという印象が...。やはり、前作を観た時に、強烈な印象に残ってしまったせいもあると思うけど、この作品は前作の続きでありながら、前作とは異なった雰囲気の作品であると思って、観た方がよいのかもしれない。ストーリーの方は、なかなかよく出来ていると感じる部分もあれば、なんか微妙にだるく感じてしまう部分もあって、アンバランスのような気も。面白いのは面白いんだけど、これはちょっとなぁと感じる部分がある。この作品は完璧じゃないと思うんですね。・・・というか、映画マニアの監督がB級作品を極めようとしているあたりは、普段からハリウッド大作とか、誰もが観るような作品を観ている人にとっては、たぶん、面白さが分からないだろう。映画マニアのための作品といってもいいくらい。
 アクションの方は前作に比べたら激しいシーンが少ないが、目玉が取れてしまうというグロいシーンも。ラブストーリーともとれるザ・ブライドとビルの描写がよく描かれていて、前作では分からなかった謎が解けたのはスッキリした。個人的には、エンドクレジットが一番よかった。この作品は前作と分けて観るより、そのまま連続で観ておきたい。このDVDが出たら、まとめて観て欲しいところ。

NAOの採点/★★★☆


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『ドーン・オブ・ザ・デッド』
『ドーン・オブ・ザ・デッド』
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[ストーリー]

 夫と暮らす看護婦のアナのもとに、ある朝、隣家の少女が入って来る。昨日までの無邪気な姿は消え、恐ろしい形相の少女は、突然アナの夫の喉元に噛み付き、彼女をも狙おうとする。抵抗するアナの目の前で、絶命したはずの夫が生き返り襲い掛かって来た。必死に外へ逃げ出したアナは、銃で撃ち合う隣人の姿を目撃し、街の異変に愕然とする。ゾンビに噛まれた人々は次々と感染し、凶暴化していたのだ。

[感想]

 訳も分からないまま、突然、ゾンビだらけの世界になっていくオープニングは、いかにも現実に起きそうで、怖い。最近のゾンビといえば、レンタルで観た『28日後...』は新鮮な印象を受けた。どうして、新鮮な印象を受けたのかというと、あんなに速く動いたり、走るゾンビを初めて見たからだ。これまでのゾンビは足を引きずるようにしながら、ヨロヨロと歩くイメージがあったから。もう一つ、このような状況下での人間の心理が上手く描かれていた事に、新鮮な印象を受けた。この作品も、速いゾンビが出ていて、人間の心理が上手く描かれている。・・・という事は、『28日後...』とあんまり変わらないんでは?なんて思うかもしれない。でも、この作品の方が怖い、怖い! ホントに、「痛い!」「ひどい!」のオンパレード。こんな映像を平気で観られる人って、ホントは正気じゃないなんて思えるくらい、残酷な描写が多く、ホラー映画としてはかなりヤバイ方に入るんじゃないかと思う。
 それでも、面白いのは事実。『28日後...』よりスケールが大きく、エンターテイメントの要素が大きい。ゾンビの数が異常ともいえるくらい、メチャクチャ多いのだ。このような数を見て、集団の恐ろしさを痛いほど、感じさせられる。ストーリーは先程も述べた通り、ゾンビだらけの状況下で、人間の心理の描写が上手く描かれ、観客から見てみて、感情移入しやすい。登場人物の一人になって、ゾンビから逃げたり、ゾンビと戦ったりと体験したような感じになる。あとは、誰が生き残るのか、最後はどうなるのか? それぞれ、先の展開が読めないので、ハラハラする。エンドクレジットに入ってもまだ続き、最後の最後までどうなるか分からない。最後はどうなったか?といっても、正直言って、分からない。本当に助かったのか、結局、ゾンビになってしまったのか、それが分からず、スッキリ出来ないが、全編を通して衝撃的だったし、観終えた後も引きずってるような感じになった。
 いやー、ゾンビ映画って、いいですね(謎)。パニック映画でもあり、ホラー映画でもあり、アクション映画でもあるのだから。だけど、この映画って、現実に起きて欲しくないな。。。(そりゃ、当然でしょ) ゾンビに襲われる恐怖はもちろんそうだけど、ゾンビになる恐怖も怖いし、ゾンビになる人間を殺すっていうのも、怖い事だからね。

NAOの採点/★★★★


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『デイ・アフター・トゥモロー』
『デイ・アフター・トゥモロー』
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[ストーリー]

 気象学者のジャックは、南極で一万年前の気候の激変を証明する氷核を発見。その頃、世界各地で異常気象が生じていた。ジャックは国連会議の席で、地球温暖化の進行が極限まで至っている事を訴える。このままでは、地球は氷河期に逆戻りする事になりかねないと。だが、政治家には、そんなジャックの主張も、経済コストを盾に聞き入れられない。やがてLAでは複数の大竜巻が発生、ワシントンでは冬なのに真夏のように気温が上昇するなど、各地にパニックをもたらす。嵐と大津波に見舞われたNYには、ジャックの息子サムが取り残されていた。ジャックはさらにやって来るであろう寒冷波からの避難を勧告するとともに、息子を助けるためにワシントンからNYへ、徒歩で向かうという危険かつ無謀な行動に出る。

[感想]

 まず、リアルな自然災害の描写に圧倒させられ、衝撃を受けるほどの出来。前に予告編を観ていた時から、もう完全に心を奪われてしまったほどの衝撃的な映像で、何が何でも映画館で、この目で観てみたいという気持ちにさせられるはず。LAでの竜巻、NYの大津波、氷河期・・・、どれもビジュアル的に素晴らしい出来で、息を呑む事も忘れてしまうほど。これまでの自然災害ムービーの集大成といった感じだけど、さらに上をいくレベルの高い出来に仕上がっている。・・・と、褒めまくりと言いたいんですが、一つ残念なところがあります。それは、東京のシーンで、なんか香港と勘違いしていない?って思えるくらいの感じだったのが残念。でも、全編通して観てみると、そんな事は気にしなくなるし、別にどうでもよくなるけど(笑)。
 この作品のイイところは、リアルな自然災害の映像だけじゃなく、父子の関係を描いたドラマがよく出来ていた事も当てはまる。『オーロラの彼方へ』で、父親を素晴らしい演技で見せてくれたデニス・クエイドと、将来が楽しみなジェイク・ギレンホールはまさにピッタリ。そんな父子関係を描いているからこそ、ジャックが息子サムの救出のために、NYまで歩いていくシーンは見守るように観ていられる。しかも、歩いていくシーンは次から次へと困難が待ち受けていて、特に、スーパーフリーズという瞬時に凍りついてしまうという恐ろしい超寒冷の嵐から逃れるシーンは緊迫感たっぷり。そして、必死に自然と戦う人類の姿に多少、感動もする。個人的には、他の登場人物の人間ドラマをより奥深く掘り下げて欲しかったなと思ったんだけど。
 最終的には、地球温暖化についての警告というメッセージが込められていて、考えさせられる作品に仕上がっている。きっと自然の恐ろしさを感じ、思い知らさせられるであろう。ローランド・エメリッヒ監督が撮った『インデペンデンス・デイ』に比べたら、そんなに派手ではないけど、それはそれで、この作品なりのよいところが詰まっている。是非とも、映画館へ足を運んで、観て欲しい一作。必見!!

NAOの採点/★★★★★


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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
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[ストーリー]

 ホグワーツ魔法魔術学校の3年生となったハリー・ポッター。誰もが震え上がるヴォルデモートの手下とされるシリウス・ブラックが、脱獄不可能と言われる監獄アズカバンから逃げ出した。ホグワーツに侵入したシリウス捕獲のためにアズカバンから放たれた看守・吸魂鬼ディメンターから、ハリーは底知れぬ恐怖を感じてしまう。

[感想] ネタバレありなので、注意!

 満点にしてもいいくらい、面白いんだけど、もし、先に原作を読んでいたら、満点ではない可能性はあるかもしれない。そう思うくらい、実際は原作から省き過ぎているんじゃないか、と気になった。もう少し、もっと色々観たかったというのも本音。それだけじゃなく、ハリー・ポッターを知らない人がいきなり、この作品を観たら、チンプンカンプンでついていけないだろう。ストーリーのテンポが速く、飽きさせないが、ハリー・ポッターを観た事がない人から見れば、一体、何だったのか、理解するのに時間がかかって、混乱するんじゃないかと思う。そういう意味では、満点でいいのかどうか、悩むところだ。なので、★★★★
 ネタバレになるけど、ストーリーの中にタイムスリップが絡んでいたのが一番面白かった。それに、悪役と思われていたシリウス・ブラックが実はイイ奴だったというのも、意外だった。あんなにワルそうな顔をするから、騙されちゃったかな。そういう意味では、ハマリ役。ただ、出番が少ないのは残念だったかな。他の登場人物も全体的に、出番が少なかったような気が。。。 でも、ドラマやサスペンスに力を入れているのか、前二作とはまた違った感じの作品に仕上がっていて、それが新鮮に感じられたのはよかったと思う。もし、前ニ作と同じような感じだったら、飽きていたかもしれない。イメージチェンジは成功といえよう。
 今作は、小さな子どもが観るには少し難しいような気が...。どちらかというと、青年・大人向けの作品という感じなんだけど、小さな子どもは背伸びして観るのもいいかも。

NAOの採点/★★★★


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『スパイダーマン2』
『スパイダーマン2』
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[ストーリー]

 グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。ピーターはアルバイトをしながら、大学へ通い、スパイダーマンとして闘う。彼の生活は、多忙を極めていた。一方、MJは女優の夢を実現させていた。ピーターヘの想いは残っているが、叶わぬ恋と諦めて、新しい恋人であるジョンとの結婚を選ぶ。また、スパイダーマンヘの復讐を誓うハリーとの友情にも、亀裂が入り始めた。苦悩の人生と別れるため、彼はスパイダーマンを辞める決心を固める。ピーターは、大学のレポートを作成するために、Dr.オクタヴィウスに会う。Dr.オクタヴィウスは実験中の事故で凶暴なドック・オクに変貌する。

[感想]

 個人的には、前作よりよかった。・・・というか、前作よりよかったっていう作品はあんまりないし、そんなに期待していなかったので、そう感じたのかも。よかったのは、ドラマの部分。ピーターの恋愛や友情、生活など、いろんな面で苦悩し、一度、スパイダーマンを辞めるが、最終的にはスパイダーマンとして生きていく・・・、そういう流れを描いたストーリーがよかった。他のヒーロー作品より、人間くさいので、好意が持てるものだと思った。あと、マスクがとれて、素顔がバレてしまうシーンがあるが、反応が悪くなかったのはホッとしたけど、ただハリーとの関係がどうなっていくか、続編で描かれる事になると思うと、恐ろしいと感じるものもあれば、楽しみもある。
 ただ、アクションは前作で驚きと新鮮を感じたので、今作はそれほど感じず、見慣れているような感じだったのが残念。その代わり、ピザ配達するスパイダーマン、飛べなくなってエレベーターで降りるスパイダーマンは笑えた。アクションというより、ラブストーリーやコメディの要素が含まれているドラマとして観た方がいいかも。

NAOの採点/★★★★☆


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『マッハ!!!!!!!!』
『マッハ!!!!!!!!』
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[ストーリー]

 のどかなタイの村から、仏像の頭部が盗まれた。どうやらバンコクにいる村出身の男が犯人らしい。寺で育ち、日々ムエタイ修行に励む孤児ティンは、村人の期待を背負って、バンコクへ。だが、現地に着くなり同郷のジョージに有り金を奪われ立ち往生。ジョージを追った彼は賭け格闘技に出場する事になり、仏頭強奪の黒幕で格闘場を仕切るボスに立ち向かう。

[感想]

 久々に本物≠フアクションを観た作品! そう感じさせるほどの興奮を味わえて、満足を与えてくれる。久しぶりに、観てよかった!とすっごく思えた作品。しかも、この映画を観る前に、来日していた主演のトニー・ジャーによる本物のムエタイ・パフォーマンスを見たので、映画の中のアクションがどれもすべてが本物に感じられた。本物とはすなわち、CGやワイヤー、スタントマン、早回しも使わない事だ。エンドクレジットで、製作裏シーンが観られるが、本物にこだわっている事がよく分かるので、最後まで席を立たないで、しっかりと観ておいて欲しい(もちろん、本物のアクションなので、当然、怪我もするという痛々しい製作裏シーンも観られますが・苦笑)。
 ストーリーはシンプルだけど、タイの作品らしく、タイの雰囲気を全編を通して感じられるし、タイにとって仏像がどんなに大切か感じさせられる。そういう意味では、制作者の意図が上手く伝わっているように思えた。あと、格闘アクションだけじゃなく、三輪タクシーによるチェイスも見応えあって、面白かった。でも、やっぱり、本物の格闘アクションは正直言って、スゴイ! 気合い入っています! 動きはかなり素早くて、体操の選手のように感じられるほどの華麗さもあって、魅せるアクションになっている。僕の中では、もうアクション作品ベスト1になりました。CGやワイヤーなどの特殊効果に観慣れている方、飽きている方にはこの作品を観るべき!(本気!!!)

NAOの採点/★★★★★


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『リディック』
『リディック』
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[ストーリー]

 遥かな未来の宇宙。賞金稼ぎから逃亡する脱獄犯リディックは、自分に賞金をかけた人物へ会うために向かった惑星で、狂信的組織ネクロモンガーのボス、マーシャルから素姓を探られる。やがてリディックの正体がマーシャルを倒すという予言に登場した種族である事が判明し、リディックは襲い来るネクロモンガーと激しい戦闘を繰り広げる。

[感想]

 久々にSFらしい作品を観たような気がした。SFっていうのは、やはり宇宙を舞台にするのが一番。それだけじゃなく、ネクロモンガー艦隊の迫力ある映像に息を飲んでしまうほどだったし、クリマトリアという惑星での自然の描写は、実際にあってもおかしくないように感じられるほど、リアルに出来ていた。すべてがスケールでかくて、圧倒されっぱなし。映像を観るだけでも、十分に楽しめる。
 登場人物や惑星などの設定はよく出来ていて、文句はないけど、ストーリーの方は何か物足りなさがあるなぁ。。。 うーん、あと一息ってカンジもあるけど、ああいう結末で終わるより、別の結末の方がよかったかも。リディックが旅に出るとか、旅は続くとかそういった展開で終わって欲しかった。この作品は、『ピッチブラック』という前作があるけど、未見でも問題なく楽しめたのはよかった。

NAOの採点/★★★☆


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『華氏911』
『華氏911』
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[ストーリー]

 同時多発テロの第一報を聞いた大統領が、平然と絵本の朗読を続けているシーンから始まり、最初の問題提起は「なぜ、イラクなのか?」。テロ実行犯はサウジアラビア人だったにもかかわらず、大統領がイラクを標的にした理由を探り、米政府のビン・ラディン擁護の真実に迫る。

[感想]

 あまり新聞やニュースを見ていない人にとっては、イイ勉強になるだろう。というより、考えるキッカケになる。僕の場合、新聞やニュースを見る方なんだけど、「こんな映像、どこにあったんだ?」と驚くくらい、お宝(?)映像がたっぷり入っている。ブッシュの休暇シーンや見苦しい発言シーンは、呆れてしまうほどで、あれが大統領なのが信じられないくらい。それ以前に、ブッシュが大統領になっていく選挙戦の真実≠ヘ初耳で、そんな事があっていいのか?と怒りを込めた疑問を感じた。もし、ブッシュが大統領ではなく、ゴアが大統領だったら、どうなっていたのか?という想像までする、そんなオープニングがよかった。導入部分としてはよく出来ていた。そして、あの「9/11」シーンは映像ではなく、音で聴かせるのだが、それだけでも十分に伝わって来る。というのは、多くの人々がテレビであの衝撃的な映像を目にしている。忘れられないのは当然、つまり、音を聴くだけでも、あの映像を思い出すからだ。この作品は、アメリカの人々が体験する「9/11」と「イラク戦争」という二つの悲劇を描いたドキュメンタリーであり、反戦映画でもある。それだけ、メッセージ性の高い内容に仕上がっている。
 ただ、個人的には、「イラク戦争」の部分が長すぎるのと、色々と盛り込みすぎている感じがある。マイケル・ムーア監督の前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』の方がよかった。それでも、この作品も観てよかったと思うし、みんなも一度は観るべきだと思う。何故なら、この映画を観る事で、戦争について考えさせられるだけじゃなく、情報が溢れる世の中で、マスコミに対して疑問を持ちながら、見る事も大事だと気付くからである。つまり、マスコミが流す情報は時にウソだったり、騙したりする場合もあるという事だ。『ボウリング・フォー・コロンバイン』では個人の抱える恐怖について描かれてあったが、この作品では集団ヒステリーといった恐怖について描かれてある。一つの町から世界へとスケールアップしただけじゃなく、そういう心理的な部分もスケールアップしていた。『ボウリング・フォー・コロンバイン』を観た事のない人はこれを機に、是非、観て欲しい。政治的な映画?という声はあるが、僕が観たところではそうではなかった。というのは、笑いや涙もあって、考えさせられるエンターテイメント作品だと感じたからである。大統領に立ち向かったマイケル・ムーア監督の勇気に拍手を送りたい!

NAOの採点/★★★★


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